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もっと、生きたかったな、、
第4章 猫とうちとクラスメート。
パッと声のする方を見上げた
・・・・・佐知冬真!?(サチ.トウマ)
そこに立っていたのは
クラスメートの中でも
トップのイケメンで
いつも女を泣かす冷酷男だ
泣かすっても
この人女嫌いで寄ってくる女を
いつも冷たく払いのけている感じで
ってコイツの説明を
なんでうちがしないといけない?
「お前…道に迷ったのか?
でも、、首輪してねぇし…やっぱ野良か。」
佐知はそう言いながら
子猫を抱え上げた。
「うわっ!ちょ、高!!下ろせ下ろせっ!」
『こんぐらいの高さでやかましいわアホ。』
「あんた怖くないの!?」
『ったりまえじゃボケ。猫ナメんなよ。』
「??」
佐知から見た光景はこうだ―
佐知が子猫を抱え上げると
子猫は
「にゃぁぁぁ!!」
と嫌がった。
あ、やっぱ嫌か。
結構可愛い子猫なんだけどな―
佐知は嫌がってるんかなとか思ってると
『にゃぁにゃにゃにゃ。』
「にゃにゃにゃにゃにゃぁぁ!?」
『にゃっにゃにゃーにゃあ。』
「??」
一人で会話してんのか…?
なんか言ってるような言ってないような
なんとも分からない声で鳴くから
佐知は不思議がってた。
とりあえず
嫌がってるようにはあんまり
思えなくなったので
「連れて帰ってもいいよな?」
誰に言ってるわけでもなく
そう呟いて
佐知は子猫を抱えたまま
家に帰る事にした―