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もっと、生きたかったな、、
第7章 ザク&くま
それからくまは全部の縄張りを見て回った。
どの縄張りにも見張りの猫はいる。
その見張りの猫に挨拶をして回るのが俺の今の仕事や。
そして最後の縄張りに来た。
「くまさんっ!お疲れ様っす!」
『ああ。テルお疲れ様。』
こいつは俺にとって一番の理解者や。
黒と白の雑種で顔は結構可愛い方やな。
「あ、ザクさんはどないしたんすか?」
俺はしばらく黙りこんでしまった。
テルはそんな俺に何かあったと察したんだろう。
「くまさん、俺ちょっと用事あるんで抜けますね!」
そう言い残しテルはどっかに行った。