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もっと、生きたかったな、、
第8章 彼女
ピンポーーン♪
三人?で話してると玄関から涼がずかずか部屋に入って来た。
美羽は慌てて佐知の後ろに隠れ顔をひょこっと出している。
「よぉ佐知君?よく俺を置いて帰れたもんだな?」
ソファーにドカッと座り涼はタバコを手にし火をつけようとした。
「たっ、、タバコダメだよっ!木下君止めなきゃ」
美羽は佐知の後ろから出て涼のタバコに触れた。
「あっ、ばかっ!」
「誰がバカだ。」
中崎に言ったつもりが涼は自分が
言われたと勘違いしチラッと俺を見た。
等の中崎は涼のタバコを奪ってた。
だから、タバコは宙に浮いていた。
だからもちろん。
「‼、、、とっととととっ、とぉまぁぁぁぁ!!
たばばタバコがういっ浮いてう!」
もう、言葉がめちゃくちゃだ。
「あっ!木下君には見えないんだった!」
美羽は持っていたタバコを落とし佐知の
後ろへと戻った。
まだ涼は唖然としている。
「見たか、、?お前も。」
もちろんだ。誰がしたかも分かってる。
「いや、見てねぇけど?つかなんで来たんだよ?」
めんどくせぇからスルーして
タバコを拾い箱と一緒に握りつぶした。
「あ"ーっっ!てめっ!何してんだよ!」
「うるせ。俺の部屋で吸うな。」
箱をテーブルに投げて置くと涼はぐしゃぐしゃの
タバコに飛びついた。