パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 そのに

洞察力が高い甲斐は、
運転しながら『自己責任の範囲でしろよ〜』
と唄うように忠告する。


『甲斐さん、
女優さんでこーゆー連絡先渡すヒトって何目的なんすかね？』


『さぁ……
そりゃ逆ナン的な意味もあるだろうし、
単に「一般人には言えないことを言えるから」ってのもあんじゃない？』


『異性を求めてんすかね？』


『そりゃ若い女性だしなぁ。お前見栄えいいしねー』

『…ふぅん？
AV男優と恋仲になっても良い事は無いと思うんですけどね…』


『お前ホンッと冷静だな？冷めてるというか…(苦笑)24だろ？そりゃ10代じゃないけど、ガッツかないよなぁ』
甲斐は呆れたように笑う。

翔汰は『そうっすかね？』と紙きれをカバンに仕舞って目を閉じた…………………



連絡先云々話しながら、
脳内は明日の〔拓矢とのsex〕に不安で埋めつくされていたのである…………………………