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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
ん?
今の間は何だ?

『………まさか夜の仕事じゃねーだろうな?』


彩夏は斜めうえを見て『ち、違うよ?』と言うが………


『いーや、
お前嘘付いただろう!
怒らないから言ってみろ。キャバクラ的なとこか?』

優しく訊ねると彩夏は『……………クキャバ………』と囁く。



『……………セクキャバ…?……
お前っ!!いくら何でも女子高校生がんなトコで働くなー!!』
翔汰は彩夏の肩を掴んだ。

『怒らないって言ったじゃん〜〜〜嘘つき〜〜〜!
店長に年齢話してなるべくお触りNGにしてもらったもん!お酒も飲んでないもん。
水着くらいいいじゃんっ、減るもんじゃないしっ』開き直り始めた彩夏。


翔汰は頭がクラクラしてきた。

『………そりゃ祖母さん怒るわ………
で、どうやって東京まで来たんだ?』


『夜行バス。
安いし』
ボストンバッグを持っている。
『風邪で3日休みますって学校にはTELしといた。
泊めてね』


『………祖母さんに俺んとこ行くって言って来たんだろーな』


『書き置きはしてきたよ!起きたら読むでしょ』


翔汰は大きくため息を吐いた。。

(予備校の受講料と学費生活費じゃ足りないか……
もっと送金しないと…)
翔汰は自分がこういう仕事をしているからといって、妹にまで同じ道に足を踏み入れてほしくない。


出来れば短大くらいは出て、地元で事務職くらいには就いてほしい…………


しかし彩夏が水着でセクキャバで接客!

サイアク………

頭を抱えていると、
『あれっ?
兄ちゃん、イケメンが裸で寝てる』と彩夏が拓矢に気付きベッドによじ登る。
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