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第3章 そのさん

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朝10時。

彩夏が『109に行きたい』というので渋谷を歩く。



―――祖母にTELをして説明をした。
彩夏のバイトの話も聞き、翔汰は『彩夏がバイトをすると言ったら水商売意外で。念のため祖母ちゃんが面接に付き添ってくれ。
送金は今までより増やすから、足りないならその時は連絡をしてくれ』と話した。


彩夏もそれで納得したようだが……


『せっかく3日も学校休むんだから、
遊びたーい♪』
と元気だ。


お金を持ってきたから買い物したいという……


彩夏はスクランブル交差点で跳ねながら渡り、
ナンパやキャッチにも『えへへぇ〜』とニコニコしている。
『すごーい、テレビで見たのとおんなじだ〜』

両脇には翔汰と拓矢。