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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
『拓矢、甘やかすんじゃねぇっ』
『良いじゃないか、
遊びにきた記念っつーコトで。
……それに、満足させないとまた怪しいバイトするかもよ?』
小声で翔汰に囁く。
『うっ………
そ、そうかも…………』
『それに………
今日の翔汰は兄貴らしくてオモシロイ。新鮮(笑)』
拓矢は愉快そうに目を細めた。
―――――――――
ドニーズにて節約昼食タイムである。
彩夏は数品注文してペロリと平らげた。
『あー美味しい♪♪
来て良かったぁー』とご満悦。
隣に座った翔汰は、
『たくもう……
変なバイトだけはすんなよ?』
とパスタを口に入れる。
『うん。
もうしない。
………祖母ちゃんにお金あげようと思ったんだー、ホントは』
デザートのパフェを口に頬張りながら、
彩夏は呟いた。
翔汰の手が止まる。
『ママが出てって、
祖母ちゃん見てられないくらい落ち込んでたの。元々細いのに痩せてくし…
だから、
自分のお小遣いプラス祖母ちゃんを安心させたかったんだ』
『………彩夏』
翔汰は思わず、
妹の頭を撫でた。
(………阿呆なりに考えてたんだな…………)
『良いじゃないか、
遊びにきた記念っつーコトで。
……それに、満足させないとまた怪しいバイトするかもよ?』
小声で翔汰に囁く。
『うっ………
そ、そうかも…………』
『それに………
今日の翔汰は兄貴らしくてオモシロイ。新鮮(笑)』
拓矢は愉快そうに目を細めた。
―――――――――
ドニーズにて節約昼食タイムである。
彩夏は数品注文してペロリと平らげた。
『あー美味しい♪♪
来て良かったぁー』とご満悦。
隣に座った翔汰は、
『たくもう……
変なバイトだけはすんなよ?』
とパスタを口に入れる。
『うん。
もうしない。
………祖母ちゃんにお金あげようと思ったんだー、ホントは』
デザートのパフェを口に頬張りながら、
彩夏は呟いた。
翔汰の手が止まる。
『ママが出てって、
祖母ちゃん見てられないくらい落ち込んでたの。元々細いのに痩せてくし…
だから、
自分のお小遣いプラス祖母ちゃんを安心させたかったんだ』
『………彩夏』
翔汰は思わず、
妹の頭を撫でた。
(………阿呆なりに考えてたんだな…………)