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イカせ屋稼業
第3章 そのさん
『はーい、
オッケーでーす!
お疲れさーん!』
監督が終了の合図を告げ、
撮影スタッフも『おつかれっしたー』
『次Aスタだよね?』など言いながら撤収していく。
森ありすは、
『おつかれさまでしたぁー。お世話になりましたー』とあっさり帰っていった。
翔汰もマイジャージに着替えて挨拶し、
アプローチに付けているバンに乗り込む。
(………………
何かモヤモヤするなぁ。
ヤってる最中に拓矢の声が浮かぶなんて)
今まで、
どんなに激しいプレイをしても絡んでる最中に以前したプレイや女優が出てきたことがない。
―――翔汰は動揺していた。
そして、
動揺する自分に苛立つ。
ブブブ………
スマホがバイブした。
翔汰はバイブ音にはっとし、
スマホをチェックすると………
『………はあ??』
思わず大きな声が出て、
運転中の甲斐が『うお?!』と驚いた。
『あっ、すみません!
………あいつ……勝手に登録したな…………』
line交換していないのに、『〔たくたく〕
お疲れ様〜〜〜
セクシー男優さん、感じてる?(笑)』
と冷やかし的なメッセージが入っている。
(たくたくって………
何だあいつは…………)
脱力してしまう。
既読無視も何だなと思い、テキトーにスタンプのみ返した……………
笑ってしまい、動揺がフッと消えていった。
オッケーでーす!
お疲れさーん!』
監督が終了の合図を告げ、
撮影スタッフも『おつかれっしたー』
『次Aスタだよね?』など言いながら撤収していく。
森ありすは、
『おつかれさまでしたぁー。お世話になりましたー』とあっさり帰っていった。
翔汰もマイジャージに着替えて挨拶し、
アプローチに付けているバンに乗り込む。
(………………
何かモヤモヤするなぁ。
ヤってる最中に拓矢の声が浮かぶなんて)
今まで、
どんなに激しいプレイをしても絡んでる最中に以前したプレイや女優が出てきたことがない。
―――翔汰は動揺していた。
そして、
動揺する自分に苛立つ。
ブブブ………
スマホがバイブした。
翔汰はバイブ音にはっとし、
スマホをチェックすると………
『………はあ??』
思わず大きな声が出て、
運転中の甲斐が『うお?!』と驚いた。
『あっ、すみません!
………あいつ……勝手に登録したな…………』
line交換していないのに、『〔たくたく〕
お疲れ様〜〜〜
セクシー男優さん、感じてる?(笑)』
と冷やかし的なメッセージが入っている。
(たくたくって………
何だあいつは…………)
脱力してしまう。
既読無視も何だなと思い、テキトーにスタンプのみ返した……………
笑ってしまい、動揺がフッと消えていった。