この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イカせ屋稼業
第5章 そのご
翔汰が(顔には出さず)もじもじしていると、
すずが翔汰の右肩に身体を凭れさせてきた。
心臓がバクバク鳴る…
(落ち着け、俺!
大丈夫だってば…)
『……翔くん……』
『う、うん……』
翔汰はすずの背中へと手を回した。
すずが顔を上げて、翔汰を見つめた。
翔汰は潤んだすずの瞳を見て、
自然にそっと唇を重ねた。
キスは2回目だ。
だけど、
すずは翔汰にしがみつくように抱き着き、
唇を強く押し充ててくる……
『………ん……』
舌が絡み合う。
すずは撮影時と全く違っていて、
翔汰のカットソーを持つ細い指がカタカタと震えている。
(怖いのか……)
すずの〔レイプ未遂被害〕が脳裏を過る。
高校生の、
まだあどけないすず。
狭い人間関係の中で苦しみながらもがく姿は、
誰しもが通る道だ。だから容易に想像できた。
しかしその多感な時期に性的な暴力を受けたなら………………………
そっとすずを押し戻した。
『……?どうしたの…?』不安げな表情のすず。
『………怖い?
指、震えてる』
すずは目を反らし、
俯いた。。
『ムリはしないで。
ここから先が怖いなら、ゆっくりでいいじゃんか』
すずが翔汰の右肩に身体を凭れさせてきた。
心臓がバクバク鳴る…
(落ち着け、俺!
大丈夫だってば…)
『……翔くん……』
『う、うん……』
翔汰はすずの背中へと手を回した。
すずが顔を上げて、翔汰を見つめた。
翔汰は潤んだすずの瞳を見て、
自然にそっと唇を重ねた。
キスは2回目だ。
だけど、
すずは翔汰にしがみつくように抱き着き、
唇を強く押し充ててくる……
『………ん……』
舌が絡み合う。
すずは撮影時と全く違っていて、
翔汰のカットソーを持つ細い指がカタカタと震えている。
(怖いのか……)
すずの〔レイプ未遂被害〕が脳裏を過る。
高校生の、
まだあどけないすず。
狭い人間関係の中で苦しみながらもがく姿は、
誰しもが通る道だ。だから容易に想像できた。
しかしその多感な時期に性的な暴力を受けたなら………………………
そっとすずを押し戻した。
『……?どうしたの…?』不安げな表情のすず。
『………怖い?
指、震えてる』
すずは目を反らし、
俯いた。。
『ムリはしないで。
ここから先が怖いなら、ゆっくりでいいじゃんか』