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第7章 そのなな

『俺ホントは男しか無理だから克服できるかと思って』


『……え、それ本気？』


『うん。
だから翔汰といるといつもムラムラするね』


『マジ？……………』


『マジ。
知らなかったしょ(笑)』


『拓矢本当に？』甲斐も訊く。。

『はい、
隠してたわけじゃないんですけど…
基本同性にしか気持ちないですよ』


『えっ、でも〔aiji〕始めるまで女優とばっかだったじゃん。
前に〔セフレ居る〕つってたし』



『気持ちがなくてもsexは出来るよ？
セフレは性欲処理なだけだよ、肉体的にすっきりするから』



『…………――――そうだったのか………
え、
甲斐さんは？甲斐さんはノーマルですよね？』

翔汰は驚いて突拍子のないことを言い出した。



『俺は…………
実は……………』


『えーっ、甲斐さんもー？』
翔汰の顔に縦線（青ざめたアレ）が入る。


『ははは(笑)
俺はノーマルだよ。
嫁さんと子供いるし。
つーか拓矢早く言いなさいよ、
百合絵社長が「リアルゲイカップルじゃな〜〜〜い」って肌艶々するぞ』