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イカせ屋稼業
第1章 そのいち
1階玄関に降りると、
甲斐のバンワゴンと似たような車が横付けされていた。
翔汰は黒く塗られた窓をコツコツと叩いた。。
甲斐が顔を出した。
どうやら車内にて説得しているようだが……
白いチュニックワンピにブーツ姿の女の子は泣いていた。
黒髪ロングの細身。
つけまをつけているがメイクはナチュラル寄りだ。
(うっ………
な、泣き出されたら困るな)
『出る』と断言して契約した以上は、
プロになって貰わないと困るのだ。
甲斐が、
『じゃあ……
相手男優紹介するよ!
気に入らないなら、今回は辞めることにしようか?』
翔汰を見ながら女の子に言う。
翔汰はバンに上がり、
『こんにちはー。
どーも、蒼井翔汰です』と明るい声で自己紹介した。
俯いて目に指先を充てていた女の子が、
きょとんとした。
『今回の相手役を務めさせて頂きます。
無理強いはしません。
……どうですか?
どうしても辛いでしょうかね?』
誠実さを全面に出すようにゆっくり丁寧に語り掛ける。
すると…………
甲斐のバンワゴンと似たような車が横付けされていた。
翔汰は黒く塗られた窓をコツコツと叩いた。。
甲斐が顔を出した。
どうやら車内にて説得しているようだが……
白いチュニックワンピにブーツ姿の女の子は泣いていた。
黒髪ロングの細身。
つけまをつけているがメイクはナチュラル寄りだ。
(うっ………
な、泣き出されたら困るな)
『出る』と断言して契約した以上は、
プロになって貰わないと困るのだ。
甲斐が、
『じゃあ……
相手男優紹介するよ!
気に入らないなら、今回は辞めることにしようか?』
翔汰を見ながら女の子に言う。
翔汰はバンに上がり、
『こんにちはー。
どーも、蒼井翔汰です』と明るい声で自己紹介した。
俯いて目に指先を充てていた女の子が、
きょとんとした。
『今回の相手役を務めさせて頂きます。
無理強いはしません。
……どうですか?
どうしても辛いでしょうかね?』
誠実さを全面に出すようにゆっくり丁寧に語り掛ける。
すると…………