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第8章 そのはち

『人の感じも違うよね？
上手く言えないけど』



『あ、
拓矢もそう思う？
服装やスタイルじゃなくて雰囲気が違うよなぁ』




『大阪弁はカルチャーショックだったなぁ………
おばさま達って喋りながらあんなに後ろ着いてくるものだとは』


『拓矢は東京3区内のみで生きてるもんな(笑)

…………しかし、
売れないもんだね………』


『それ言うな……
落ち込むから………』





―――フレグランス&チョーカーの類いは売れるのだが、
肝腎のDVDがあまり売れないのだ。


「購入またはレンタルしてくれた客にオプションで」と考えていたら逆になってしまった。



『何がなんでも売ってきなさい！』と百合絵社長からの脅し……コホン、叱咤激励を受けているためふたりも必死だ。