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イカせ屋稼業
第1章 そのいち
『………嘘だよ。
るいの顔を、間近で見たかったんだ…………』


囁くように告げる。


るいは演技ではなくウットリしていた。


ぐい、
と肩を引き寄せ唇に唇を合わせた。

『んっ………』
るいは目を瞑る。


『ずっと、ただの同僚なんかじゃなかった…………』
息継ぎしながら翔汰は囁く。

言いたくて堪らない、
我慢の限界だったんだ…………と気持ちを込めて。。

『あたしっ、も……んっ』チュクチュクと深いキスを続ける。。


そして、
〔他には誰も居ないオフィス〕という設定のため―――――……


翔汰はるいを立たせ、自分の膝の上に座らせる。

るいは必死に唇で応えた。

首すじに舌を這わせる翔汰。

そして、
スーツのシャツボタンをプチプチと器用に外していく。

前がはだけて、
黒いレースのスリップと谷間が露になる。


翔汰は谷間に唇をつけた。
愛しくて堪らない、と云うようにるいの背中を抱えて。
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