この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イカせ屋稼業
第8章 そのはち
東病棟・
501号室。
個室だ。
『ママー!
兄ちゃんが帰って来たよぉー。
はい、服と下着』
開き戸を引いて入ると、
ミサコが目を見開く。
『………えっ?
翔汰………
ショウなの………?!』
みるみる涙を溜めて泣き始めた。
『――胃潰瘍なんだな?
顔が青いね………』
咽び泣く母親の傍らで翔汰は椅子に腰を下ろした。
『金井さまー、
点滴します……あらっ?
息子さん?』
看護師が点滴を用意した。
翔汰はその看護師女性に現状を訊ねる。
「胃に小さい傷が沢山あるけど、
1週間も休めば大丈夫よ」と言う。
501号室。
個室だ。
『ママー!
兄ちゃんが帰って来たよぉー。
はい、服と下着』
開き戸を引いて入ると、
ミサコが目を見開く。
『………えっ?
翔汰………
ショウなの………?!』
みるみる涙を溜めて泣き始めた。
『――胃潰瘍なんだな?
顔が青いね………』
咽び泣く母親の傍らで翔汰は椅子に腰を下ろした。
『金井さまー、
点滴します……あらっ?
息子さん?』
看護師が点滴を用意した。
翔汰はその看護師女性に現状を訊ねる。
「胃に小さい傷が沢山あるけど、
1週間も休めば大丈夫よ」と言う。