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イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
拓矢の髪の毛先が臀部に触れてくすぐったい……



『んっ………くうっ…
あっ、もう……』
はあ、と息を吐いた翔汰。


『もう?』
くぐもった声が自分の背後―――それも下のほうから聴こえてきてイヤらしい。


『……いれて…、
はあっ、はあっ……』


拓矢が立ち上がったのが気配でわかった。


トレーニングで鍛えた脇の筋肉を、
拓矢の細く長い指がしっかりと掴んだ。


折り重なるような体勢で立てったまま拓矢の根が入ってくる。


翔汰は窓のサッシに着いていた手の指に力が入る。




重なって揺れる。

肩甲骨に拓矢がチュッと音を着けた。


身震いするほど気持ちいい。

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