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イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
男性店員は2人を見ながら『大変踏み込んだ質問で失礼ですが……
お2人様のみでご使用でしょうか?』
と訊く。



翔汰は『はい。そうなんです。
小さいけれどしっかりした造りのはありますか?』
と数々のテーブルを見つつ要望を伝えていく。





数品の説明を受けながら、2人はじっくり選んだ。


直ぐ決まらなくても何ヵ所か家具ショップを見てもいい。


――――が……


「『お』」
2人の声が被った。



四角い形をしたテーブルに目が止まる。
対面して椅子がセットしてあった。
テーブル・椅子ともに深い青で、ガラスのような素材だ。

『こちらは欧州から取り寄せた一点ものでございます。
家庭で使用に最適とは言い難いのですが、
鉱石で出来ております。』

店員が指の間接でテーブルを叩くとコツンと音が響く。


『見た目が重くならないように職人が研磨を重ねて造ったものです』



『へぇ……
鉱石って使えるんだな…』

『ね?
キレイだよね。
この色』



2人は即決でそのテーブル&椅子を購入した。

世界に2つと無いらしい、深くどっしりとしたテーブル。
椅子に背もたれはなく、
シンプルだけれど個性的。


―――自分たちにふさわしい気がして、
翔汰は気持ちが綻んだ。



今日じゅうに運搬可能だと言う。
サインをして礼を言い、
2人は家具ショップを後にする。


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