この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
―――――そのあと、
次の仕事である雑誌の写真撮影&簡単なインタビューを終えた2人。
夜に各自女優とのハメ撮影がある。
『2人とも、空き時間どうする?
事務所で待機するか?』
甲斐が運転しながら訊ねた。
以前ならば都心近くにワンルームがあったから、
空き時間に一時帰宅も可能だった。
今は例の〔白い家〕が離れた場所にあるため、
合間毎に帰るのも手間である。
『――――うーん……
あ。拓矢とジム行ってきますよ。
な?』
『ああ、そうだね』
『分かった。
最寄り駅でいいな』
甲斐が近くの駅で2人を下ろした。
「3時間後にまた駅前に迎えにくるから、それまで自由時間な〜」
甲斐は雑務もあるのだろう、
直ぐ去っていった。
『さて……。
行くぞ、拓?』
翔汰は拓矢の左手を取って引っ張った。
『え?
翔、ジム反対方向だよ』
『せっかくの空き時間だもん、四つ足テーブルと椅子見に行こーぜ♪♪』
翔汰がニヤリと笑ながら言うと、
拓矢は目を丸くしたあと笑った。
『そういうことか(笑)
いいね、行こう』
2人はマスク+帽子の格好で近くにある家具ショップへ向かう。
『いらっしゃいませ〜』
白い手袋を嵌めた男性店員が恭しく頭を下げた。
2人で新しい生活をスタートさせたのだ。
高級と呼ばれる部類の老舗家具ショップを選んだ。
仕事の合間とあってラフな格好をしているため、
広い展示場のように静かな空間で少々場違いにも見える。
男性店員は微笑みながら『本日はどういった家具をお探しでしょうか?』
と愛想よく話しかけてきた。
『2人用のキッチンテーブルが欲しいんです』
翔汰が言うとテーブルコーナーに案内してくれる。
次の仕事である雑誌の写真撮影&簡単なインタビューを終えた2人。
夜に各自女優とのハメ撮影がある。
『2人とも、空き時間どうする?
事務所で待機するか?』
甲斐が運転しながら訊ねた。
以前ならば都心近くにワンルームがあったから、
空き時間に一時帰宅も可能だった。
今は例の〔白い家〕が離れた場所にあるため、
合間毎に帰るのも手間である。
『――――うーん……
あ。拓矢とジム行ってきますよ。
な?』
『ああ、そうだね』
『分かった。
最寄り駅でいいな』
甲斐が近くの駅で2人を下ろした。
「3時間後にまた駅前に迎えにくるから、それまで自由時間な〜」
甲斐は雑務もあるのだろう、
直ぐ去っていった。
『さて……。
行くぞ、拓?』
翔汰は拓矢の左手を取って引っ張った。
『え?
翔、ジム反対方向だよ』
『せっかくの空き時間だもん、四つ足テーブルと椅子見に行こーぜ♪♪』
翔汰がニヤリと笑ながら言うと、
拓矢は目を丸くしたあと笑った。
『そういうことか(笑)
いいね、行こう』
2人はマスク+帽子の格好で近くにある家具ショップへ向かう。
『いらっしゃいませ〜』
白い手袋を嵌めた男性店員が恭しく頭を下げた。
2人で新しい生活をスタートさせたのだ。
高級と呼ばれる部類の老舗家具ショップを選んだ。
仕事の合間とあってラフな格好をしているため、
広い展示場のように静かな空間で少々場違いにも見える。
男性店員は微笑みながら『本日はどういった家具をお探しでしょうか?』
と愛想よく話しかけてきた。
『2人用のキッチンテーブルが欲しいんです』
翔汰が言うとテーブルコーナーに案内してくれる。