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イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
―――――そのあと、
次の仕事である雑誌の写真撮影&簡単なインタビューを終えた2人。



夜に各自女優とのハメ撮影がある。


『2人とも、空き時間どうする?
事務所で待機するか?』

甲斐が運転しながら訊ねた。


以前ならば都心近くにワンルームがあったから、
空き時間に一時帰宅も可能だった。


今は例の〔白い家〕が離れた場所にあるため、
合間毎に帰るのも手間である。


『――――うーん……
あ。拓矢とジム行ってきますよ。
な?』


『ああ、そうだね』



『分かった。
最寄り駅でいいな』



甲斐が近くの駅で2人を下ろした。
「3時間後にまた駅前に迎えにくるから、それまで自由時間な〜」
甲斐は雑務もあるのだろう、
直ぐ去っていった。



『さて……。
行くぞ、拓?』
翔汰は拓矢の左手を取って引っ張った。

『え?
翔、ジム反対方向だよ』

『せっかくの空き時間だもん、四つ足テーブルと椅子見に行こーぜ♪♪』


翔汰がニヤリと笑ながら言うと、
拓矢は目を丸くしたあと笑った。
『そういうことか(笑)
いいね、行こう』






2人はマスク+帽子の格好で近くにある家具ショップへ向かう。


『いらっしゃいませ〜』

白い手袋を嵌めた男性店員が恭しく頭を下げた。



2人で新しい生活をスタートさせたのだ。
高級と呼ばれる部類の老舗家具ショップを選んだ。



仕事の合間とあってラフな格好をしているため、
広い展示場のように静かな空間で少々場違いにも見える。


男性店員は微笑みながら『本日はどういった家具をお探しでしょうか?』
と愛想よく話しかけてきた。

『2人用のキッチンテーブルが欲しいんです』
翔汰が言うとテーブルコーナーに案内してくれる。
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