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イカせ屋稼業
第9章 そのきゅー
翔汰は閃いた。
『よっし。
俺が洗ってやるよ』












ふたりしてバスルームに入る。
湯を張りながらだ。


バスルームは前に住んでいたワンルームとは違い、
かなり広い。


タイル張りの湯船に洗い場も悠々としている。


『拓、
座って?』
台に拓矢を座らせた。
拓矢の左腕・左脚にはビニールを巻きつけて濡れないようにしてある。
『効き手じゃないのがラッキーだね?』


拓矢は『うん。
右手にヒビ入ったら、
こーゆーことが出来ないしね……』
と隣に立ちシャワーノズルを持つ翔汰の股間に右手を伸ばした。


『もうこんななってるよ?』

『……んっ……
ちょ、待ってよ。
体流すのが先』



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