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イカせ屋稼業
第10章 〜番外編〜
「どした?
なっ、何だよたっく…」
俺は、
緋路に覆い被さった。
緋路を押し倒す形になる。
「何すんだよ、
首痛いって……」
じたばたする緋路に被さり、
体を重しのようにして押さえつけた。
―――緋路の匂い。
女とは全然ちがう。
良い匂いがする。
凪なんかより、
ずっとよく見てるのに。
凪なんかより、
ずっと長く居るのに。
俺は、緋路のことがずっと………
「離せよっ!」
緋路が掌で俺を押し返した。
突飛ばされた格好で、
緋路の脹ら脛の上に尻が乗る。
「――――痛い!!!」
急に緋路が叫んだ。
「痛っ!!いたいっ」
背中を丸めて叫び出した。
俺は我に還ったと同時に青ざめた。
「どうした、緋路!!」
緋路が目尻に涙を浮かべていた。
「いたい、いたっ!拓矢、母さん呼んでっ……」
俺は部屋を飛び出し1階に降りた。
「あら、拓矢くん来てたの」
緋路のお母さんはお茶を飲んでいる。
「おばさん、緋路が!!
脚が痛いって叫び出して…」
そう言うと、
緋路のお母さんは「えっ?!」と2階に駆けていく。
呆然としている間に緋路のお父さんが書斎から出てきて、
緋路を担ぎ上げ車を出した。
瞬く間に緋路は病院に行ってしまった。
なっ、何だよたっく…」
俺は、
緋路に覆い被さった。
緋路を押し倒す形になる。
「何すんだよ、
首痛いって……」
じたばたする緋路に被さり、
体を重しのようにして押さえつけた。
―――緋路の匂い。
女とは全然ちがう。
良い匂いがする。
凪なんかより、
ずっとよく見てるのに。
凪なんかより、
ずっと長く居るのに。
俺は、緋路のことがずっと………
「離せよっ!」
緋路が掌で俺を押し返した。
突飛ばされた格好で、
緋路の脹ら脛の上に尻が乗る。
「――――痛い!!!」
急に緋路が叫んだ。
「痛っ!!いたいっ」
背中を丸めて叫び出した。
俺は我に還ったと同時に青ざめた。
「どうした、緋路!!」
緋路が目尻に涙を浮かべていた。
「いたい、いたっ!拓矢、母さん呼んでっ……」
俺は部屋を飛び出し1階に降りた。
「あら、拓矢くん来てたの」
緋路のお母さんはお茶を飲んでいる。
「おばさん、緋路が!!
脚が痛いって叫び出して…」
そう言うと、
緋路のお母さんは「えっ?!」と2階に駆けていく。
呆然としている間に緋路のお父さんが書斎から出てきて、
緋路を担ぎ上げ車を出した。
瞬く間に緋路は病院に行ってしまった。