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イカせ屋稼業
第14章 そのじゅうに
『____あ!
拓矢!!』

翔汰は振り返ると、
百合絵に床に寝かされている拓矢に駆け寄った。



『たく!
大丈夫か、おい!目ぇ開けろー、しぬなー』
拓矢に抱き着く。



『翔汰、あんた……………
拓矢元気よ?
顔上げなさい』



『…………………はっ?』


パッと顔を上げたら、
ニヤニヤ笑う拓矢と目が合った。


『っだよ、このやろー!!
ビックリさせんなよ……………………』
はぁ~~~っと息を吐いた。



『あはは(笑)

心配してる割にはKANAMEを飲みに誘ってたじゃん、
おあいこだよ』



百合絵社長は額に手を当てると、
『本物にもう…………間一髪よ?
危ないったらありゃしないわ』
と溜息。


『あれ?社長、午前中外出でしたよね?』


『あれはね、ウ・ソ。
師橋が亡くなったことはアタシには一報が入ってたのよ。未明にね。
で、
多分____〔nine〕の誰かが乗り込んでくると踏んでたの。カマかけね、いわば。
警察を呼んで張ってたのよ』



『なんだ~~~…………………
社員で倒れてる人いるけど……………』



『あっはっは、ゴメンゴメン!
でも良いでしょう?事務所爆破されたり誰かがしぬよりは』


女性社員は驚きのあまり失神している。
他の社員がタンカで担ぎ、
ソファーに寝かせ冷やしたタオルを当て介抱していた。



そりゃそうだけど!
言ってくれよ…………………


翔汰はトホホだ。



『甲斐さんもかぁ~。
警察行ってんのかな?』



『え?
甲斐は知らないわよ?
あら、居ないの?』百合絵がキョトンとした。



そこへ…………………

『戻りましたーーー♪♪♪
あ~(嫁の機嫌が直って)よかった~。
……………あれっ?うわっ、シャンデリア粉々?!

何かあったんですかっ??!』
のんびり帰社した甲斐は、
事務所内の異変に初めて気づいた…………………………………………………………
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