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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
夜11時。
彩夏はああ言いながら缶チューハイを飲むと酔っぱらい、
翔汰が担いで妹の部屋のベッドに寝かせた。
ミサコも早々に灯りを消している。
1階の奥部屋は既に暗い。
風呂から上がったふたりはのんびりスマホゲーム&筋トレをしている。
『お土産ねぇ。
良いのがあったらなぁ』
拓矢が欠伸をしながら呟く。
『俺、
テロ対策なんてしたことないや…………
何かあったら盾になれ!』
翔汰はワンコストラップに話し掛けた。
『心配ないよ。
泰さんたちは只者じゃないから』
『あー、でもなんで自衛官辞めて警備隊??』
『それはね…………
泰さん派遣先の国で撃ち合いして兵士倒して、
「物足りなくなった」んだって』
ベッドに寝転がっていた翔汰は『?物足りな……………?』
と首を起こした。
『「このまま居たら誰でも撃ち殺しちゃいそう」なんだってさ。
〔自衛〕つうか既にテロリストだよね』
『………………まじ?』
『うん。まじな話。
本当に事実。
警備してれば銃持たないでしょ?
日本なんだし。
で、うちの親が見込んで警備会社の幹部に抜擢したの。
だから大丈夫だよ、きっと。
あの人撃たれる前に撃つからさぁ』
『やめてくれよ、
〔殺人犯の一人〕で帰国したくなーい!!』
『あー………………
大丈夫じゃない?』
拓矢は至って呑気だ。
それからビールを飲みながら、
泰さん含む5人が〔ワニを焼いて食べた話〕〔宗教施設で礼拝中に起きた銃撃戦から生還した〕
などなど恐ろしい(?)話を肴にした。
拓矢用に床に敷いていた布団は役には立たず、
ふたりして飲んだままベッドで寝入ってしまった_____________
彩夏はああ言いながら缶チューハイを飲むと酔っぱらい、
翔汰が担いで妹の部屋のベッドに寝かせた。
ミサコも早々に灯りを消している。
1階の奥部屋は既に暗い。
風呂から上がったふたりはのんびりスマホゲーム&筋トレをしている。
『お土産ねぇ。
良いのがあったらなぁ』
拓矢が欠伸をしながら呟く。
『俺、
テロ対策なんてしたことないや…………
何かあったら盾になれ!』
翔汰はワンコストラップに話し掛けた。
『心配ないよ。
泰さんたちは只者じゃないから』
『あー、でもなんで自衛官辞めて警備隊??』
『それはね…………
泰さん派遣先の国で撃ち合いして兵士倒して、
「物足りなくなった」んだって』
ベッドに寝転がっていた翔汰は『?物足りな……………?』
と首を起こした。
『「このまま居たら誰でも撃ち殺しちゃいそう」なんだってさ。
〔自衛〕つうか既にテロリストだよね』
『………………まじ?』
『うん。まじな話。
本当に事実。
警備してれば銃持たないでしょ?
日本なんだし。
で、うちの親が見込んで警備会社の幹部に抜擢したの。
だから大丈夫だよ、きっと。
あの人撃たれる前に撃つからさぁ』
『やめてくれよ、
〔殺人犯の一人〕で帰国したくなーい!!』
『あー………………
大丈夫じゃない?』
拓矢は至って呑気だ。
それからビールを飲みながら、
泰さん含む5人が〔ワニを焼いて食べた話〕〔宗教施設で礼拝中に起きた銃撃戦から生還した〕
などなど恐ろしい(?)話を肴にした。
拓矢用に床に敷いていた布団は役には立たず、
ふたりして飲んだままベッドで寝入ってしまった_____________