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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
__________『あ。
たく、
彩夏から礼が来てるよ』



夜遅く、
自宅に戻ったふたり。


『何だアイツ?
急に気味悪いな………………』

郵便で届いたのは、
〔お礼でーす〕と書かれた小包。




彩夏がペンを持つところなど見たことがない。



『おお。
お礼に……………………小包??』
拓矢も首を捻る。



翔汰が箱を開くと、
中から布が出てきた。

手にして広げる。

『あいつ、バカ?』


『ぷっ。彩夏姫らしい……………』



ゼブラ柄の色違いのビキニパンツが2枚。


手紙が入っていた。

翔汰は溜息を吐きながらカサカサ紙を広げる。

丸い文字で〔拓矢くんへ

お土産ありがとう!!

ママと付けてみたのー!
ぜったい誰にも見せちゃダメだよ?

大事にするね。
どうもありがとう♪♪♪    さいか☆〕

とあり、
写真が一枚………………………

『まさか』翔汰は予想できてしまった。



ピースサインをし小石極小ビキニを付けた彩夏が映っていた。




ほぼ全裸である。



しかも写真の隅に「photo by ミサコ」の文字。





『「拓矢くんへありがとう」かよ!?(笑)

やっぱりアホ妹だな』

しかしちゃんとビキニパンツは2枚色違いで送ってくる辺り、
兄を忘れて___当たり前だが___はないんだろう。




『せっかくだから穿いて寝ようっと』

拓矢はゼブラ柄のビキニパンツを持ち、
翔汰の顔にずっぽり被せた。



『ぶわ!やめろ~。
変態みたいじゃん!』





『変態だもん、いいじゃん』


『あー、そういうコトを言うなら』
翔汰はパンツを頭から脱ぎ捨て、
『夜食作ってやんない』と2階へ向かう。




『あー、ちょい待ち翔~~~!
翔汰さま!翔サマ!
悪かったって』
拓矢が慌てる。



『ジョーダンだよ、つうかそんなに夜食が欲しいんかいっ』


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