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イカせ屋稼業
第15章 そのじゅーさん~未来へ~
「『しゃ、社長!!!』」
鴫ハルコ含め4人は一斉に振り返った。
社員が車椅子を押して、
百合絵社長がやってきた。
『一日だけ外出よん♪♪♪
あ、完成したのね?見たわよ鴫』
『百合絵社長…………、
率直な感想をいただけますか??』
百合絵は車椅子から立ち上がった。
『大袈裟なのよね、車椅子……。
そうね…………エロチックさをかなり省いたわね。
もう少しエロを挟んでもクセがないかと思うわよ。
でもまぁ……「新境地」だからね!
87点ね(笑)』
社長は厳しい。
しかし、鴫ハルコは『あ………ありがとうございます!!』と頭を下げた。
甲斐が小声で(社長が60点以上つけたのYoo!ちゃん以来だよ)とふたりに囁いた。
『え、じゃあかなりイケそう?』
『よっしゃ』
ふたりは片手同士、拳をコツンとぶつけた。
______社長の病状は今のところ落ち着いている。
2度の抗がん剤治療。
ステージ4ともなれば医師も『手は尽くしました』と言う。
いつ、
心臓が止まっても不思議はない。
翔汰&拓矢は、
悲しみこそ多大だけれど暗くならないようにしている。
託された自分たちが、
絶望していちゃ意味がない!!
鴫ハルコ含め4人は一斉に振り返った。
社員が車椅子を押して、
百合絵社長がやってきた。
『一日だけ外出よん♪♪♪
あ、完成したのね?見たわよ鴫』
『百合絵社長…………、
率直な感想をいただけますか??』
百合絵は車椅子から立ち上がった。
『大袈裟なのよね、車椅子……。
そうね…………エロチックさをかなり省いたわね。
もう少しエロを挟んでもクセがないかと思うわよ。
でもまぁ……「新境地」だからね!
87点ね(笑)』
社長は厳しい。
しかし、鴫ハルコは『あ………ありがとうございます!!』と頭を下げた。
甲斐が小声で(社長が60点以上つけたのYoo!ちゃん以来だよ)とふたりに囁いた。
『え、じゃあかなりイケそう?』
『よっしゃ』
ふたりは片手同士、拳をコツンとぶつけた。
______社長の病状は今のところ落ち着いている。
2度の抗がん剤治療。
ステージ4ともなれば医師も『手は尽くしました』と言う。
いつ、
心臓が止まっても不思議はない。
翔汰&拓矢は、
悲しみこそ多大だけれど暗くならないようにしている。
託された自分たちが、
絶望していちゃ意味がない!!