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イカせ屋稼業
第2章 そのに
拓矢は頬を赤くして『………うるさい、
助けてやったのに……』
と俯く。
『ああ、
ありがと(笑)
………大丈夫だよ、
捨ててるから』
翔汰は笑い涙を指先で拭って、『そうだな!
生き残らなきゃ』と拓矢の肩を組んだ…………………………
―――都内のラブホテルに到着した。
あれから1時間、事務所のソファーで横になっていた翔汰。
久しぶりに聞いた元彼女の声も、
すっかり〔過去のもの〕になっていると実感した。
ホテルの従業員通用口から入り甲斐と部屋に進んでいく。
『707……
ココだ。失礼しまーす』
甲斐がノックしてドアを開く。
スタッフが数名こちらを見た。『お願いしまーす』
『蒼井さん来ましたよー』
1人が、翔汰に駆け寄り『aikaさん只今準備中ですので』
とバスルームを指差す。
翔汰は礼を言い、
バッグを下ろした。
スタッフ&監督に挨拶を済ませて服を脱ぐ。
今回は、
女性目線での撮影である。つまりは女性からの需要という意味で生々しいハメシーンばかりがメインじゃないということ。
助けてやったのに……』
と俯く。
『ああ、
ありがと(笑)
………大丈夫だよ、
捨ててるから』
翔汰は笑い涙を指先で拭って、『そうだな!
生き残らなきゃ』と拓矢の肩を組んだ…………………………
―――都内のラブホテルに到着した。
あれから1時間、事務所のソファーで横になっていた翔汰。
久しぶりに聞いた元彼女の声も、
すっかり〔過去のもの〕になっていると実感した。
ホテルの従業員通用口から入り甲斐と部屋に進んでいく。
『707……
ココだ。失礼しまーす』
甲斐がノックしてドアを開く。
スタッフが数名こちらを見た。『お願いしまーす』
『蒼井さん来ましたよー』
1人が、翔汰に駆け寄り『aikaさん只今準備中ですので』
とバスルームを指差す。
翔汰は礼を言い、
バッグを下ろした。
スタッフ&監督に挨拶を済ませて服を脱ぐ。
今回は、
女性目線での撮影である。つまりは女性からの需要という意味で生々しいハメシーンばかりがメインじゃないということ。