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イカせ屋稼業
第2章 そのに
『……っ、
そんな言い方しなくても……………』
『………あのさ。
俺は色々抱えてるから…
忙しいから、言いたいことがあるなら手短に言って?』
ぐすん、と鼻を啜る音がする。
(何だよ?
泣きたいのは、
こっちだったのに)
口を開こうとした瞬間、
背後から『ねーショウくぅ〜〜〜ん、
こっち来てぇ〜』
とオカマのような声がした。
『………あっ、
ごめんっっ』
女性が居ると勘違いしたのだろう。
美桜の慌てた声がしてプツリと切れた。
振り返ると……
『………拓矢』
『………〔過去のもの〕は全て捨てておけよ。
じゃないと生き残れないぜ』
ガラス玉のような、
感情が籠っていない茶色い瞳が翔汰を射抜く。
しばらくポカンとした翔汰は、
噴き出した。
『ふぶっ(笑)
何今のオネェ声……っ。
どこのオカマかと思った…………
いつも寡黙なのに…そんなコト出来るんじゃん……………くくくっ』
そんな言い方しなくても……………』
『………あのさ。
俺は色々抱えてるから…
忙しいから、言いたいことがあるなら手短に言って?』
ぐすん、と鼻を啜る音がする。
(何だよ?
泣きたいのは、
こっちだったのに)
口を開こうとした瞬間、
背後から『ねーショウくぅ〜〜〜ん、
こっち来てぇ〜』
とオカマのような声がした。
『………あっ、
ごめんっっ』
女性が居ると勘違いしたのだろう。
美桜の慌てた声がしてプツリと切れた。
振り返ると……
『………拓矢』
『………〔過去のもの〕は全て捨てておけよ。
じゃないと生き残れないぜ』
ガラス玉のような、
感情が籠っていない茶色い瞳が翔汰を射抜く。
しばらくポカンとした翔汰は、
噴き出した。
『ふぶっ(笑)
何今のオネェ声……っ。
どこのオカマかと思った…………
いつも寡黙なのに…そんなコト出来るんじゃん……………くくくっ』