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君をこんなに愛してる
第6章 温もりを重ねて
「だって絢人さんがそんなカッコしてるから…」
「そんなカッコ?ああ…」
上半身裸の絢人さん。
「僕の身体なんて、わざわざ出し惜しみする必要もありませんから。…君とは違う」
「……ぁ」
頬に軽く、口付けられる。
「…ベッドに上がって…横になって、下さい」
「は…い」
わたしは膝を閉じたまま両脚を持ち上げた。
すると、腰の下に入った彼の手がわたしを抱えて、ベッドの中心にそっと寝かせられた。
ギシッ…と音がして
絢人さんが被さってくる。
「…君に触れてもいいですか?」
「はい…もちろんです。絢人さんになら」
「……また」
「……?」
「敬語に戻っています」
「──…え?あ、本当だ。どうしてだろう…なんだか、自然と、戻っちゃ…ッ」
......
「──…ん」
「……可愛いです」
わたしのうるさい口を、その唇で塞いでくれた。