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2人だけ、ヒミツの残業
第2章 真面目な人妻・響子 【前編】
「そうだ、食べる前に手を拭いたほうが良いね。今、おしぼりを持ってくるよ」

「あっ、そうでした! すみません」

早くホットドッグが食べたかったせいか、手を洗うのも忘れて、響子がホットドッグを手に取ろうとしていたので、俺はそれを制止した。



おしぼりは、休憩スペース内にある机の上に、コーヒーのポットなどと一緒に置いてある。俺はおしぼりを2つ取ると、そのままソファに座る彼女の隣へと座った。


「よいっしょっと」


「……??」

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