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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第28章 第十一話 【螢ヶ原】  其の四 
 と、お彩の視界をすうっとひとすじの光が軌跡を描いて流れるように通り過ぎていった。ハッと我に返って光の流れた方を見やると、無数の光の球(たま)がゆるやかに孤を描くように飛び交っている。
「きれい」
 お彩は思わず呟いた。
 漆黒の闇を背景に、幾つもの光が瞬き、飛び交い、消えてゆく。まるでたくさんの流星が夜空を駆けめぐっているような眺めは、現(うつつ)ならぬ世界の―夢幻の世界のもののようにも思える。
 お彩は先刻までの哀しみも一時忘れ果て、その美しき夢の世界に見入った。
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