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Secret door
第2章 罪
ご近所のパパ友ママ友と忘年会


帰り道

ひとりまたひとり
『よいお年を~』と声をかけ
自宅に入っていく


最後に
イケメンのバツイチパパさんと私
2人きり

『今夜は娘は出掛けてて
俺ひとりなんだけど
もう少し俺んちで飲まないか?』

時間は
夜中の12時になろうとしていた

いいねぇと
千鳥足でついていく私

焼酎の水割りを飲みながら
ほろ酔いの私は
夫のことを愚痴っていた

『なんかあったら
俺んちに逃げてきなよ!』

うん…ありがとう…
ポロリポロリと涙が溢れてきた

夫のモラハラに
ずっと耐えてきた私

張り詰めていた心が緩む

涙が止まらない

パパさんが横に座って
俯向く私の顔を覗く
『おい!大丈夫か?』
大きい手が
私の頭を優しく撫でる


ずっと前から
憧れていたパパさん
心がキュンと弾けた

私の頭はすーっと
パパさんの胸に引き寄せられた

鳶職のパパさんは
長身で細身に見えたけど
胸も腕も…
全身がガッチリと硬かった


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