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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第15章 音信不通…?☆看病させて
ゆっくりベッドに近づいてみる。
明らかに人が布団の中にいる。
「かいと…?」
呼んでみたけど、返事はない。
恐る恐るベッドに近づいて、布団をめくってみた。
……………!?
布団の中には、すごい汗でガタガタ震えてる海音がいた。
「いやっ!海音!どうしたの?」
電気を付けて海音に触れると、体がすごく熱い。
「やだっ、すごい熱!」
海音は呼吸も荒くて、すごく苦しそうだ。
病院には行ったのだろうか?
とりあえず、氷水に浸したタオルを絞って海音のおでこに乗せて、汗で濡れた体を拭いていく。
「んっ?なぎさ…?」
海音が起きて、声を掛けてきた。
無理に体を起こそうとするので
「海音、寝たままでいいよ。」
海音の体を支えて、横にする。
「ごめん…ありがと。」
海音が少し安堵の表情を見せた。