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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第16章 大阪旅行☆海音の関西弁
「海音の駅弁見てたんだけど、焼売弁当でいい?」
「うん。いいよ。ビールももう1本飲んでいい?」
「そうだね。大阪着くまで
お弁当食べたら、寝てていいからね。」
「ありがとう。」
お店で買い物を済ませて、ホームで新幹線を待つ。
新幹線に乗り座席に着くと、海音が手をギュッと握ってきた。
「旅行初めてやから、楽しみやね。」
「海音は、大阪はよく行ってたの?」
「地元からは近いから、何回か行った事はあるよ。」
「私が行きたいとこ行ってもいい?」
「もちろん。渚の好きなとこ行こう。」
さっき買った焼売弁当を食べてビールを飲み干すと、海音が私の肩に頭をコツンと預けてきた。
夜勤明けで旅行に付き合ってくれた海音。
眠さもピークに違いない。
新大阪まで2時間半くらいだけど、少しでも眠れるといいな。
グッスリ眠る海音を見ながら、私も新幹線での時間をマッタリと過ごした。