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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第19章 神奈川ラストデート☆江ノ島
私達の前に赤ワインのボトルがやってきた。
お店の人が、グラスにワインをそそいでくれる。
グラスの中のワインが陽の光を浴びて、キラキラと光っている。
綺麗…。
「渚、今日はありがとう。本当に良い1日になったよ。」
海音がグラスを持って言う。
「まだ、終わりじゃないからね。1日楽しもうね。」
そう言って私達は、ワインで乾杯をした。
口の中で広がるワインのフルーティーな味がまた、私を幸せな気分にさせてくれる。
「飲みやすくて、美味しいワインやね。だからこそ、酔っ払わないように、気を付けようね。」
海音がそう言って苦笑いをした。
ワインを飲みながら、海音とマッタリしていると、スープパスタとリゾットが運ばれてくる。
「わぁー!美味しそう!」
そう言って瞳をキラキラとさせた海音が、それらを小皿に取り分けて、私に渡してくれた。