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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第19章 神奈川ラストデート☆江ノ島
陽も落ちて辺りはすっかり暗くなっていた。
お店を出た私達は、サムエルコッキング苑に入り灯台にのぼる。
灯台のイルミネーションが綺麗で、辺りを幻想的な雰囲気にさせている。
灯台から見渡す江ノ島。
海音と2人言葉はいらない。
下に広がるコッキング苑のイルミネーションもキラキラと綺麗に広がっている。
「ほんまに綺麗やね…。」
「またこっちに来た時は、一緒に見に来よう。クリスマスとかバレンタインの時期も綺麗なんだよ。」
「そやね。また来ような。」
海音が後ろから私をギュッと抱き締めて、外に広がる夜景を2人で見つめていた。
ふと、後ろを振り返り海音を見る。
優しい瞳…。
そう思った私に海音が微笑み、おでこにチュッと優しいキスをくれた。
この広い海は繋がっている。
そうこれからも、海音と私はこの海のように、ずっとずっと繋がっていけると私は信じてる。