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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第21章 ラストデイ☆待ってるから!

ずっと我慢していた涙が滝のように、流れ落ちる。
海音の前では、こんなに泣いてはいけないと思い、トイレの洗面台で流せるだけ涙をながして、呼吸を整えてから、席に戻った。
希も海音も涙をこらえながら、話をしている。
永遠の別れになるわけではないけど、今までのように会えない事が、こんなに寂しい事だなんて思わなかった。
さっきから、ビールを何本も飲んでいる海音は、かなり酔ってきている。
「大丈夫?」
思わず聞いたけど海音は
「うん。大丈夫。」
そう言ってまたビールを飲む。
「もうさ、行かなきゃいいじゃん。」
希がそう言うと
「じゃ、俺の変わりに希ちゃん働いてね。」
海音が笑って言う。
気づけばもう夕方で、そろそろ出ないと、いけない時間になる。
「最寄り駅まで送ってあげるよ。」
希が店を閉めて車で送ってくれた。
希の車に乗るのは、あのテニスをした日以来。
あの日の思い出も、甦ってくる。
海音の前では、こんなに泣いてはいけないと思い、トイレの洗面台で流せるだけ涙をながして、呼吸を整えてから、席に戻った。
希も海音も涙をこらえながら、話をしている。
永遠の別れになるわけではないけど、今までのように会えない事が、こんなに寂しい事だなんて思わなかった。
さっきから、ビールを何本も飲んでいる海音は、かなり酔ってきている。
「大丈夫?」
思わず聞いたけど海音は
「うん。大丈夫。」
そう言ってまたビールを飲む。
「もうさ、行かなきゃいいじゃん。」
希がそう言うと
「じゃ、俺の変わりに希ちゃん働いてね。」
海音が笑って言う。
気づけばもう夕方で、そろそろ出ないと、いけない時間になる。
「最寄り駅まで送ってあげるよ。」
希が店を閉めて車で送ってくれた。
希の車に乗るのは、あのテニスをした日以来。
あの日の思い出も、甦ってくる。

