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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第12章 ヤキモチ☆俺の物でしょ?
私の体がベッドの上で弾んだ。
「カイさん、待って。シャワー浴びたい。」
そう言って体を起こすと
「どうでもいい。どうせ俺にグチヤグチヤにされるんだから、必要ないだろっ!」
カイさんの言葉に思わず赤面してしまった。
久しぶりのカイさんなのに、今日は普段見せない程の荒々しい感じ。
それはそれで、ドキドキするのだけど…。
「カイさん、何で怒ってるんですか?」
それを聞いたカイさんがムッとした表情で言う。
「渚は、誰のモノなの?」
「えっ?」
「渚は俺のモノでしょ?他の奴になんて、触らせんなよ!」
…………っ!!!
それを聞いた私は、嬉しいのと恥ずかしいのが混じった不思議な感じになる。
“やばい!カイさんがヤキモチ妬いてくれてる!泣きそう。”
私が何も言えずにいると
「誰にも渡さない。誰かにとられないように、渚が嫌って程、俺に溺れるように体に刻み込んでやるから!」
カイさんの言葉にクラクラする。
俺様系なカイさんも、かっこいい。
「私はカイさんのモノだから、カイさんの好きなようにして下さい…。」
カイさんを抱き締めて耳元で囁いた。
「……っ!煽った渚が悪い!今夜は全身で俺を感じて!」
そう言ってカイさんの体が私の体に重なった。