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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第13章 誕プレデート☆横浜

ジーッと見つめる私に海音は
「ジーッと見過ぎっ!」
そう言って微笑むと、私の頭をポンポンとする。
「ねぇ、渚。今度の土曜日空いてる?」
海音が私の頭に手を乗せたまま、私を見つめて聞いた。
「うん、空いてるよ。」
「そっ!じゃ、昼から誕プレデートしよっか。」
「えっ!?」
あまりにサラッと誘われて、ビックリして変な声が出てしまった。
「何?嫌だった?」
海音がフフッと笑って、ビールを飲み干す。
「ううん。急だったから、ビックリした。」
「渚、行きたい所ある?」
「どこでもいいよ!」
「俺こっち来てから、ほぼどこにも行ってないから、なんもわからない。」
「そっか。海音って地元どこなの?」
「神戸やね。」
神戸なんだ…。
関西とは聞いてたけど、詳しくは知らなかった。
神戸と横浜は、港町で雰囲気がよく似ている。
「横浜って行った事ある?」
「会社の飲み会で行っただけで、ほとんど知らないや。」
「雰囲気がちょっと神戸に似てるし、BARとか飲み屋さんもたくさんあるから、横浜にしない?」
「オッケー!プランは渚に任せていい?」
「いいよ!」
そんなこんなで、海音との誕プレデートが決まったのだった。

