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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第13章 誕プレデート☆横浜
……ん?
見上げると、優しい瞳で私を見つめる海音と瞳が合った。
「昔からよく言われてる観覧車のジンクス。頂上である事をすると、幸せになるってやつ。紫色のゴンドラでやったら、幸せも2倍になるのかね…。」
海音の瞳がキラキラと揺れている。
「渚、愛してる…。」
「私も海音の事、愛してる…。」
外の夜景にも負けない、海音のキラキラした微笑みと愛の言葉。
“2人がいつまでも幸せでいられますように…☆”
頂上まで上がった紫色のゴンドラの中、海音と私の唇が静かに重なった。