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隣の日常
第3章 嫁のSDカード
 嫁とは高校で出会って、俺が21のときに結婚してさ。
 2年後に上の子が生まれたんだけど、その頃の話だよ。


 嫁は出会った頃から、中学のときに買ったっていうデジカメをつかっててさ。
 よくブログにデジカメで撮った手作り離乳食とかアップしてたんだ。

 その日も、そうだった。 
 夜中なんとなく目が覚めちゃって、どうにも眠れなくて、けどテレビつけたら嫁と子供が起きるしなぁってので、パソコン起動させたらさ。
 パソコンデスクの上に、デジカメに使ってるSDカードが放置してあったわけ。

 写真の管理は普段嫁に任せっぱなしで、俺は自分のケータイで写真撮る以外は、ぜんぶ嫁に子供の写真を頼んであったんだ。
 毎月きちんと現像してアルバムに整理してくれてたけど、ほかにどんな写真が入ってんのかなって気になるだろ?
 こうみえても、俺も父親だからさぁ。なんだかその時、無性に子供の写真が見たくなったってわけ。


 だから何の気なしに俺さ、今考えたら後悔しかしてないんだけど。
 ほんとに、子供と俺と料理くらいの写真しかデータに入ってないだろうって安易な考えで、SDカードをブッ刺して中身を見たんだ。


 SDカードの中は、予測どおり、ほとんどが「品行方正な主婦ですね」としか言いようのない楽しげな写真で埋め尽くされてた。
 マウスカチカチさせながら頬綻ばせて子供の写真を見てたよ。


 ずーっとカチカチしてたら、ある時画面が急に暗くなって。
 次の瞬間、動画の再生が始まったんだ。
「あれ?」と思ってたら、制服姿の女がベッドの上で寝転んでる映像が写った。
 見れば、写ってるのは高校生のときの嫁だったよ。


 意味が分からないまま画面を見てたら、男の声がした。
 慌ててイヤホンのコードをブッ刺したよ。
 男はビデオを回してる撮影の主で、そしてそれは俺じゃなかった。
 なんでかっていうと、俺は嫁とはおろか、誰ともそういう映像を撮影した経験がなかったから。


 画面はよくブレた。
 室内は内装からしてラブホだった。 


 
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