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闇夜の仕置人
第1章 浅田 涼子

まだ気軽に会話が出来る状態でもなく、それでも一生懸命食べ物を口に運ぶ涼子に、両親は愛娘が一歩暗闇から踏み出した気がして涼子を見守った。
なんとなく付けていたテレビからはニュースが流れていた。

「…次のニュースです。昨夜未明、○○の河川敷で男性の無惨な遺体が発見されました…」

ふいに涼子はテレビを見た。
数十ヶ所深く切り裂かれ、体の一部を切り取らるという、残忍な殺人事件だった。
被害者の顔写真が出たとき、涼子はあっと息を飲んだ。
忘れたくても忘れられない、あの男の顔だった。

『レイカさんだ!殺ってくれたんだ!』

ホロホロと涙が溢れた。
もう、あの男はこの世にいない…
どこか安堵に似た感情からの涙だった。
突然泣き出した娘に慌てる両親に、涼子は上手く説明が出来ず…何とか涙を拭うと

「新しい土地で…頑張っていこうね」

そう言って笑顔を見せてみせた。


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