この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
その恋を残して
第4章 二人で一人、なのです

 学校前の通りは車通りも少なく、歩道もしっかりと仕切られてはいる。だが、万一があってはならない。こうして蒼空と歩くことを許してくれた、沢渡さんの為にも絶対に、だ。

 その俺の意図が、蒼空にも伝わったのだろう。

「ありがとうございます」

 蒼空は嬉しそうに微笑んでいた。

 その顔を見た瞬間である。

「蒼空……俺と付き合ってくれないか。その……恋人として」

 何の前触れもなく、特に覚悟を決めることもせずに、その言葉が俺の口をついて出ていた。

 蒼空の瞳に反射した夕陽の光が、微かに揺らめく。

「嬉しい。私もそうなりたいと思っていましたから……」
/184ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ