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秘密の恋人
第17章 紹介
義隆さんは、一瞬目を見開き、横目でチラッと私を睨んだ。でも特にそれ以上の反応はなく。あれ?もっと慌てるかと思ったのに…と少し残念に思った。

でも、次の信号待ちの時に、義隆さんがサイドブレーキを踏む。片手でぐいっとシートベルトを引っ張り、こっちを向いたと思った瞬間、不意打ちで後頭部を掴まれ、ガッと引き寄せられて、強引に唇を奪われる。



え⁉︎



驚きのあまり逃げることもできず、声も出なかった。後ろの車の人はどう思っただろう…いや、前からもきっとバックミラーに映ってるだろうし…いや、最初にけしかけたのはたしかに私なんだけど…

義隆さんは一瞬で唇を離し運転に戻ると、ニヤ、と片眉と口角を吊り上げて。

「舐めるなと言っただろ?もう忘れたのか?」

と言った。何、このフランス映画みたいな展開…
日本人にはついていけない…義隆さんて、こんな人だった?

私はどうやら、まだまだ彼の事をよく知らなくて、きっとそれは、お互い様なんだろう。

私達は、やっと普通の恋人としての、スタートを切ったばかりなのだから。





第1部 了 


第2部に続く






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