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秘密の恋人
第19章 波乱ヲ呼ブ手紙
隆行が席を外したのに、桜子と2人で居るのも妙な感じだ。落ち着かないし、何より隆行の言葉にショックを受けたのもあった。
「もう、目的は果たしたろ。お互いの家庭に戻ろう。」
桜子がハンドバッグから財布を出す。
「いいよ、このくらい。家族にお茶菓子でも買って帰りなさい。」
桜子がぺこりと頭を下げ、
「ご馳走様。…さようなら、義隆さん。来てくれて、ありがとう…」
「元気で…」
もう、二度と会うこともないだろう。
店を出て、桜子と別れ、菜摘に電話をかける。
無性に、菜摘が恋しかった…
「もう、目的は果たしたろ。お互いの家庭に戻ろう。」
桜子がハンドバッグから財布を出す。
「いいよ、このくらい。家族にお茶菓子でも買って帰りなさい。」
桜子がぺこりと頭を下げ、
「ご馳走様。…さようなら、義隆さん。来てくれて、ありがとう…」
「元気で…」
もう、二度と会うこともないだろう。
店を出て、桜子と別れ、菜摘に電話をかける。
無性に、菜摘が恋しかった…