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秘密の恋人
第4章 愛サレル実感
2週間に一度。
愛された後、義隆さんの腕の中で微睡む。
彼はいつも、
「誰か好きな人は出来た?」
と聞く。
私に、若い、年相応の恋人を作れと。
私が首を振ると、困ったように笑って。
「私は繋ぎなんだから、早く次を見つけなさい。それか、もう傷が癒えたのなら離れたほうがいい」
「傷は癒えたけど、私は義隆さんと一緒に居たい。次の彼は義隆さんに捨てられたら考える。」
「困ったコだね…」
そう呟いて、義隆さんは口を閉じる。
私に自分から離れろと言うくせに、自分から私を突き放そうとはしない。
私の事を、少しは好きでいてくれるのか…
それとも。
ワルモノになりたくないだけなのかしら…
義隆さんに限って、後者はないように思うけれど、彼の真意は読めなかった…
愛された後、義隆さんの腕の中で微睡む。
彼はいつも、
「誰か好きな人は出来た?」
と聞く。
私に、若い、年相応の恋人を作れと。
私が首を振ると、困ったように笑って。
「私は繋ぎなんだから、早く次を見つけなさい。それか、もう傷が癒えたのなら離れたほうがいい」
「傷は癒えたけど、私は義隆さんと一緒に居たい。次の彼は義隆さんに捨てられたら考える。」
「困ったコだね…」
そう呟いて、義隆さんは口を閉じる。
私に自分から離れろと言うくせに、自分から私を突き放そうとはしない。
私の事を、少しは好きでいてくれるのか…
それとも。
ワルモノになりたくないだけなのかしら…
義隆さんに限って、後者はないように思うけれど、彼の真意は読めなかった…