この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の恋人
第2章 彼トノ始マリ
だから。
「何かあった?ちょうど今から呑みに行くんだけど、よかったら一緒にどう?」
そう、声を掛けられたのは、意外だった。
私は、お酒が飲めないと、断ればいいのに、その時は、1人で帰りたくなくて、つい、「ハイ」と頷いてしまった。
入ったことないような、お洒落なバーで。
部長はウィスキーのロックを呑みながら、バーテンダーさんに、
「何か、気分が軽くなるようなやつ。」
とオーダーしてくれた。
その時出てきた明るいサーモンピンクの可愛らしいカクテルの、名前がなんなのか、私は知らない。
ただ、甘くて、口当たりも良く、スゥッと喉を通っていく。
美味しい…と思った瞬間、喉が焼け付くような感覚に襲われた。
かなり度数の高いお酒を使ったものだったのだ、と後から知った。
そこから先は、よく覚えてない。
気がついたら、ホテルにいて。
隣に部長が眠っていた。
2人共服を着ていなくて。
身体には、優しく愛された、甘い倦怠感が残っていて。
何があったのかは一目瞭然だったけれど…
なんでこうなったのかはさっぱり分からなかった。
「何かあった?ちょうど今から呑みに行くんだけど、よかったら一緒にどう?」
そう、声を掛けられたのは、意外だった。
私は、お酒が飲めないと、断ればいいのに、その時は、1人で帰りたくなくて、つい、「ハイ」と頷いてしまった。
入ったことないような、お洒落なバーで。
部長はウィスキーのロックを呑みながら、バーテンダーさんに、
「何か、気分が軽くなるようなやつ。」
とオーダーしてくれた。
その時出てきた明るいサーモンピンクの可愛らしいカクテルの、名前がなんなのか、私は知らない。
ただ、甘くて、口当たりも良く、スゥッと喉を通っていく。
美味しい…と思った瞬間、喉が焼け付くような感覚に襲われた。
かなり度数の高いお酒を使ったものだったのだ、と後から知った。
そこから先は、よく覚えてない。
気がついたら、ホテルにいて。
隣に部長が眠っていた。
2人共服を着ていなくて。
身体には、優しく愛された、甘い倦怠感が残っていて。
何があったのかは一目瞭然だったけれど…
なんでこうなったのかはさっぱり分からなかった。