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秘密の恋人
第14章 決意
私は巽さんの腕から逃れようと身体を捩った。傍目にはじゃれつく彼氏に照れるオンナにしか見えないかもしれないけど。巽さんはふっと腕を離して、

「ほら。菜摘ちゃんの中で答えはもう出てるじゃないか。こういうのは、時間が経つと感覚がぼやけるんだ。今行かないと、後悔するかもよ?」

私はガタリと席を立った。足元のカゴからバッグを取り、慌ててお財布を出すと、巽さんがスタンドからピッと伝票を抜く。

「ジュースくらい奢るよ。早く行きな。俺はまだ食べてる途中だから。」

巽さんはヒラヒラと手を振りながら、

「俺も大概なお人好しだな。こんなだからいつまで経っても彼女ができないんだ」

と笑った。
私はカフェを出て、真っ直ぐ家に帰った。本当は義隆さんの家に向かいたかったけど、お家に行ったことがないから、住んでるエリアくらいしかわからない。でも、家に帰れば…
年賀状送付用の、役職者の住所一覧があるはずだ…
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