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秘密の恋人
第15章 幸セノ定義
一旦家に帰って、住所一覧を引っ張り出して、携帯で写真を撮り、家を出た。
駅に向かう途中、父の車が家の方に向かうのがチラッと見えたけど、向こうが気付いたかどうかはわからない。時間は午後3時半だった。
大まかなエリアは知ってる。会社の最寄り駅から数駅先のはずだ。電車代の精算もIC定期だから、駅で路線図を見ることもなく電車に乗り、携帯の地図アプリに住所を打ち込み、電車で行く、と設定する。
降りるべき駅、改札や出口から、目的地までの道も全て示してくれる。
方向音痴で地図の読めない私は、このアプリにどれだけ助けられたかわからない。
目的の駅に着いたのが午後4時過ぎ。
ここからは徒歩だ。でも、義隆さんが家にいるとは限らないし、息子さんが居たら気まずいな…
勢いだけで出てきちゃったけど、ここに来ていろんな可能性が頭を巡って、躊躇いが出てきた。
駅に向かう途中、父の車が家の方に向かうのがチラッと見えたけど、向こうが気付いたかどうかはわからない。時間は午後3時半だった。
大まかなエリアは知ってる。会社の最寄り駅から数駅先のはずだ。電車代の精算もIC定期だから、駅で路線図を見ることもなく電車に乗り、携帯の地図アプリに住所を打ち込み、電車で行く、と設定する。
降りるべき駅、改札や出口から、目的地までの道も全て示してくれる。
方向音痴で地図の読めない私は、このアプリにどれだけ助けられたかわからない。
目的の駅に着いたのが午後4時過ぎ。
ここからは徒歩だ。でも、義隆さんが家にいるとは限らないし、息子さんが居たら気まずいな…
勢いだけで出てきちゃったけど、ここに来ていろんな可能性が頭を巡って、躊躇いが出てきた。