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秘密の恋人
第15章 幸セノ定義
でも、巽さんの言葉が背中を押してくれる。
「菜摘ちゃんの中で答えはもう出てるじゃないか。今行かないと、後悔するかもよ?」
その時、携帯が鳴る。
巽さんからのSNSメッセージ。
【fight!】という旗を持ったネコのスタンプがひとつだけ。
本当、お人好しだわ。
でも、携帯を握って、うん、とひとつ頷き、私は義隆さんの家に向かって歩き出した。
マンションの下で。
オートロックの正面ゲートを開けてもらうには部屋番号でインターフォンを鳴らさないと、と、打ち込んだ住所を出そうとした時、宅配の車が止まった。
ラッキー。
携帯をいじり、インターフォンを押すために部屋番号を聞いているそぶりで前で待つ。
配達員のお兄さんがインターフォンを鳴らして正面ゲートが開き、一緒に入る。
「菜摘ちゃんの中で答えはもう出てるじゃないか。今行かないと、後悔するかもよ?」
その時、携帯が鳴る。
巽さんからのSNSメッセージ。
【fight!】という旗を持ったネコのスタンプがひとつだけ。
本当、お人好しだわ。
でも、携帯を握って、うん、とひとつ頷き、私は義隆さんの家に向かって歩き出した。
マンションの下で。
オートロックの正面ゲートを開けてもらうには部屋番号でインターフォンを鳴らさないと、と、打ち込んだ住所を出そうとした時、宅配の車が止まった。
ラッキー。
携帯をいじり、インターフォンを押すために部屋番号を聞いているそぶりで前で待つ。
配達員のお兄さんがインターフォンを鳴らして正面ゲートが開き、一緒に入る。