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官能ショートショート『策略』
第1章
彼女の開いた唇に口を寄せる。
着くか着かないかの距離を保つ。
舌は入れない。
体の動きに合わせ、唇同士が上下に擦り合う。
彼女は逃げなかった。
彼女もこの距離を保っていた。
舌で彼女の唇に触れる。
舌が何度も彼女の唇を擦る。
そのときだった。
彼女の口が大きく開かれ、私の唇を覆ったのだ。
舌が入り込んできた。
私の中で大きくうねる。
それに応えた。
彼女の防波堤が彼女によって壊された。
二人とも大きく口を開け、お互いの舌を押し付け合い、擦り合った。
彼女の手が私の頭を包む。
その指の間に私の髪が挟まれ掴まれる。
彼女の唾液が私の唾液と混ざり合い、唇との隙間から滴り落ちた。
溢れる唾液を呑み込む。
彼女も喉を鳴らす。
彼女の細い腰が自発的に動き始める。
もう夫への忠誠心を投げ捨てたのだ。
貪欲に快楽を貪るひとりの女になったのだ。
着くか着かないかの距離を保つ。
舌は入れない。
体の動きに合わせ、唇同士が上下に擦り合う。
彼女は逃げなかった。
彼女もこの距離を保っていた。
舌で彼女の唇に触れる。
舌が何度も彼女の唇を擦る。
そのときだった。
彼女の口が大きく開かれ、私の唇を覆ったのだ。
舌が入り込んできた。
私の中で大きくうねる。
それに応えた。
彼女の防波堤が彼女によって壊された。
二人とも大きく口を開け、お互いの舌を押し付け合い、擦り合った。
彼女の手が私の頭を包む。
その指の間に私の髪が挟まれ掴まれる。
彼女の唾液が私の唾液と混ざり合い、唇との隙間から滴り落ちた。
溢れる唾液を呑み込む。
彼女も喉を鳴らす。
彼女の細い腰が自発的に動き始める。
もう夫への忠誠心を投げ捨てたのだ。
貪欲に快楽を貪るひとりの女になったのだ。