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第13章 登場人物紹介

ブレット（勇者）
一年半かけて、魔王のもとまでやって来た勇者。腕は立ち、頭もいいのだが、冷静さにかけている。そして、すぐに感情移入してしまう。表情がコロコロ変わる。人間代表のように思っているが、なかなかうまくいかない。

ダミアン（魔王）
ものすごく寡黙な魔王。魔力は人一倍強いが、お人好しで人を殺したことがない。争うのが嫌いで平和主義。しかし、大切なものを守るためなら、身を呈して戦う。

イザベラ（姫）
エリザベス。魔王にさらわれた姫である。ひょんなことから魔王に恋心を抱いており、その心酔ぶりは勇者があきれるほど。魔王とは恋人関係。芯が強く、ハキハキしている性格だが、目的のためなら手段は選ばない。

クリス（元勇者）
クリストファー。姫によって死んだという噂が流れており、姫の目的を果たすために一緒に暮らしている。少し訛りの入ったしゃべり方が特徴。能天気な考え方をしていて、全く空気が読めない。どこか憎めないムードメーカー。

デューク（悪魔）
ひょんなことから姫に協力することになった、悪魔の殺し屋。人を攻撃することが大好きで、しょっちゅう物騒なことを考えている。また、不運なことがあると、異常なほどテンションが下がり、何をしだすかがわからない。そのため、何もしなくていい、無の状態を好んでいる。

ベンジャミン（百科事典番号十五）
デュークの弟子のような存在。知識が豊富で、主に伝承に詳しい。デュークとは長い付き合いで、共に旅をしてきた仲間である。不死者。性格はのんびり穏和で、滅多に起こらない寛大な悪魔である。

サラ（百科事典番号〇七番）
デュークを溺愛している悪魔。ベンジャミンと同じ種族で、心理学について詳しい。物腰のいい、丁寧なしゃべり方をするが、ベンジャミンにはきつい。いつもにっこり笑っていて、穏和な性格。

ニーナ（魔女）
ネガティブすぎて情緒不安定な魔女。他人の脳を洗脳する力を持っている。外出することが嫌いで、いつも内心びくびくしている。

セシリア（人魚）
物静かな人魚。いつも無表情でニーナをいじめている。この中ではもっとも年下である。本を読むのが好きで、極度の面倒くさがりや。かわいい女の人が好き。