この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きょうどうせいかつ。
第10章 ゆうしゃはふたたび だまされた。

「なんで……。何で殺したりするんだよ!」

ブレットはデュークの胸ぐらを掴み、頬を強く殴った。
クリスは少し驚いていたが、デュークは特に抵抗せず、皮肉なことにベンジャミンのすぐ側に倒れた。

「こ、殺すことないだろう!」

デュークはゾンビを思わせるような、ゆっくりとした動きでその場を立ち、殴られた頬を少し押さえた。

「──なるほど、イザベラのお嬢が困るわけだ……」

「なあ?すぐ頭に血が上るやろ?」

クリスはくすくす笑っていたが、完全に頭に血が上っているブレットの神経を逆撫でした。

「人が死んだんだぞ!? どうしてそんなに冷静でいられる!?」

「……うるさい」

デュークはのろりのろりとブレットの背後まで回り、ブレットの脇腹に回し蹴りをした。
何故か、反応することができず、そのまま吹っ飛んでしまう。

「……っ」

「お前、早死にするタイプだな。少しは冷静になれ」

「人が死んで、そんなに冷静でいられる方がおかしい!」

「人が死んだくらいで、狼狽えるな。経験が浅い証拠だ」

「俺はそんな人間になりたくない……!」

はあ、と、デュークはため息をつき、ベンジャミンの側まで行き、ベンジャミンの身体を持ち上げた。
そして、頬を何度も何度もぶつ。

「それ以上、何するって言うんだよ!」

「………おい、あいつをなんとかしろ、うるさい」

「死人に何言ってんだよ!」


/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ